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着物や帯を、お部屋に飾りませんか?
着物をお持ちの方の中には、ご家族やご親族の方から引き継いだ大切な着物や帯が、箪笥や押し入れにしまったままになっているご家庭が多いのではないでしょうか。また、長らくしまわれていた着物を出したところ、シミがついたり変色したりして、処分に困ってしまうケースもあるでしょう。
そうした着物や帯を傷つけることなく、「畳み込み」という特殊な技術を使って再生させることが可能です。
美しい着物を保管しながら日常の生活空間で楽しむことができる、新しい形の伝統文化のあり方を提案します。
畳み込みとは?
畳み込みとは、着物を畳み込んで額装に入れ、美術作品として生まれ変わらせる技法です。
この技法の特長は、裁断などの加工が伴わないため、着物を着たいときに額から出して着られる点にあります。また、本来の着物の価値を保ちつつ美術作品としての価値を持たせることができるのも、利点の一つです。
では、額装の中や裏側はどうなっているのでしょうか。
額装には紫外線から着物を守るため、特殊なアクリルガラスを張っています。その裏側は、着物を特殊な布紐でピンと張った状態になっています。
畳み込みは、1,000年以上続く日本の着物文化の継承という観点からも、意義のあるアートとして話題となっています。
アートとしての着物
着物アートは、着物を額に入れただけのシンプルな作品です。そのうえ、額から出して着ることができるアートでもあります。着るものとしての役目を終えても、着物に描かれた模様や織り地が、額装されることで素晴らしいアート作品に生まれ変われるのです。
着物というと、何となく和室の方がいいのではないかと捉えられがちですが、洋室やオフィスなどのインテリアとしても最適です。着物が持つ真の美しさや価値を共有することができます。
後世に着物文化を伝える
着物には完成するまでに図案を考える人や下絵を描く人、色押しや地染めをする人、道具を作成する人、搬送したり販売したりする人、着物の材料を作る人など、数多くの人々が関わっています。そうした人たちの想いが、たった1 枚の着物の中に生きています。
着物の製作に携わっている人の想いや技術を後世に受け継いでいくには、そのままの形で残していくことが重要です。畳み込みから生まれた着物アートは親から子へ、そして次世代に価値ある着物を受け継いでいく素晴らしい手段と考えています。
ぜひ、皆様の生活の中に着物アートを取り入れてみてはいかがでしょうか?
額入り着物サイズ例
着物の「畳み込み」をする場合、お客様の要望に合わせたサイズにて、加工を承ります。
お部屋の雰囲気に合わせた大きさや、着物の柄に合わせた加工ができます。
縦長のサイズでの加工は掛け軸と同じような大きさに仕上がるので、ちょっとした壁のスペースに収まります。